
ポカポカ体質を目指す、秋の温活習慣

日中はまだ暑いからと薄着で過ごしていませんか?
じつは夏から秋にかけては急激な気温変化や気圧変動が起こるため、自律神経が乱れやすく、冷えが起こりやすい時季なのです。
肌で感じる気温とカラダの受けとめ方は必ずしも同じではないため、自覚がないまま冷えていることもあるので要注意。
秋ならではの温活習慣で、肌はもちろん心身のコンディションを整えましょう。
- たかの友梨ビューティクリニック地井 千温
- たかの友梨ビューティクリニック入社後、エステティシャンを経て教育部部長に就任。20年間培った確かな技術と豊富な知識で、数多くのエステティシャンを育てる。主な資格:CIDESCO インターナショナルエステティシャン/AJESTHE 認定講師/AJESTHE トータルエステティックアドバイザー/AEA 認定講師、AEA インターナショナルエステティシャン/日本アロマ環境協会 アロマテラピー検定1級/SCMHR CCE取得/美容師免許取得

“秋冷え”は不調のモトに!

体が冷えると自律神経の乱れや血行不良、
胃腸機能の低下につながります。
肌やカラダの不調を感じるだけでなく、
イライラする、やる気がでないなど
心に影響が出ることも。
- 寝起きすぐに白湯を飲む
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人は寝ると体温が下がり、そのぶん血流も悪くなります。朝起きてすぐに体温より少し高い温度の白湯をゆっくり飲むことで体温が上昇。内臓も温まって働きがアップします。
- 温め食材を意識して取り入れる
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カラダを温める食べ物は、冬に旬を迎えるもの、寒冷地で育つもの、地中で育つもの、水分の少ないものです。例えば、ショウガ・にんじん・ごぼう・大根・じゃがいも・レンコン・玄米など。飲み物は、紅茶・ほうじ茶・ウーロン茶・生姜湯などがおすすめ。
- 食事はよく噛んで
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よく噛むと消化液の分泌や消化活動が盛んになり、体温が上昇します。一口につき30回以上噛むと効果的。
- 下半身を冷やさない
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下半身は心臓から遠く、血の巡りが悪くなりやすいので冷えやすい部分。まだ残暑が気になるなら、上半身は薄着のまま下半身だけ厚着に。締めつけないものを選ぶのもポイント。
- すべての「首」を温める
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首・手首・足首には、大きな血管が通っているため、そこを温めると効率よく全身がポカポカに。この時季は、薄手のストールやリストバンド、靴下などを活用しましょう。
- 靴下をはいて寝ない
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足を締めつけて血行を妨げ、眠りを浅くする原因に。また足に汗をかいて熱を外へ逃がすため、逆に足が冷たくなります。使うなら放熱を邪魔しないレッグウォーマーに。
- 運動で代謝を上げる
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筋肉をつけると血流の改善や代謝アップにつながり、カラダが温まりやすく。筋肉が集中している下半身を中心に鍛えましょう。ジョギングやウォーキングはもちろん、電車で座らない、階段を使う、ストレッチをするなどでもOK。
- ぬるめの湯につかる
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38~40℃程度のお湯に15~20分くらいつかることで、体の芯まで温めることができます。入浴効果を高めるため、炭酸入りの入浴剤を入れるのもおすすめ。
- 規則正しい生活を送る
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良質な睡眠は自律神経を整えるのに有効です。それには就寝前にリラックスしておくことが大事。パソコンやスマートフォンの使用は就寝の30分前までに終え、間接照明に切り替えましょう。