今こそ確認。朝昼夜の正しい温活

今こそ確認。朝昼夜の正しい温活

スムージーは栄養面ではとてもヘルシーですが、バナナやレタス、ほうれん草、トマト、セロリなど、材料として使われるのは体を冷やす野菜や果物が多く、冷えを助長する原因に。また、体温より低い温度の飲食物は、内臓を冷やして消化機能を低下させ、血流にも影響が。体を温める食材を使った温かいスープや味噌汁などがおすすめです。

温スープの具材にも「温め食材」を選んで!

大根、カボチャ、ニンジン、れんこん、玉ねぎ、長ネギ、ニラ、カブなど。さらに酢、梅干し、ショウガ、ニンニクといった酸味や辛味を少し足すと唾液の分泌が増え、胃腸の働きが活性化して体温低下の予防に。

東洋医学でも健康の秘訣として「頭寒足熱」といわれるように、上半身より下半身を温かく保つことが大切です。また、首・手首・足首は、皮下脂肪が少なく冷えやすい部分。その代わり、太い血管やリンパが集中しているため、温めることで効率よく全身の巡りが高まります。下半身と「三首」は、熱を逃がさないようにしっかりガードしましょう。

湯船につかることは温活の基本ですが、湯が熱すぎると血管にストレスがかかり、自律神経のバランスをくずす原因となり逆効果に。40℃前後のお湯に、じんわり汗ばむまで10分~15分程度入れば十分です。ゆったり入浴することで副交感神経が優位になり、夜なら睡眠の質を高めることにもつながります。

入浴剤で温め効果アップ

炭酸系

炭酸の作用で毛細血管を拡張させ、血流をサポートします。

ソルト系

塩が湯に溶けてナトリウムイオンとなり、皮脂にくっついてヴェールのように包むことで保温・保湿効果が続きます。洗い流さずに出るのがおすすめ。

おすすめ商品

たかの友梨がプロデュースする温浴施設「桜庵」で
人気の炭酸泉を
手軽に再現できる
タブレット形状の入浴剤。
重炭酸イオンで芯からポカポカ、
自宅のお風呂時間を温泉のような心地よさに。

就寝中、足の裏から適度に熱を放散し、体温を調節しています。靴下をはいて汗をかくと、体内の熱を過剰に放出しようとするため逆に体を冷やしてしまうことに。 足の裏を密閉しないレッグウォーマーや吸湿性・放湿性が高いシルク素材の靴下に

座った姿勢では、血液を心臓に戻すポンプの役割を担うふくらはぎの筋肉が使われず、血行が滞り冷えを起こしやすくします。外側から温めようとしても熱が巡らず、指先は冷えているのに頭がのぼせるといったことに。最低でも1時間に1回は、立ち上がって歩くなど全身の筋肉を伸ばしましょう。脚や体の後ろ側の筋肉を伸ばす動きもおすすめ。

血行を促す簡単エクササイズ

スクワット

❶足は肩幅より少し広めに広げ、つま先を外側に向けて立ちます。

❷床と平行になるよう腕を前に伸ばし、ゆっくりと腰を落とします。背筋はまっすぐ、膝はつま先より前に出ないように注意を。太ももと床が平行になったら1~2秒キープし、最初の姿勢に戻します。

これを5~6回繰り返しましょう。

背中伸ばし

❶両手を組んで手のひらを外側に向け、息を吐きながら背中を広げるように両手を前に伸ばします。

❷両手を後ろで組み、そのまま腕を静かに上げて胸をそらすように息を吐きます。 左右の肩甲骨をくっつけるようにすると効果がアップ。