上手な糖質コントロールで元気で美しいボディに
糖質は、私たちが元気に活動するために不可欠なエネルギー源です。
ただ摂りすぎると、肌だけでなくカラダにも悪影響があることが知られています。
上手に糖質をコントロールしながら、健康的な美しさを手に入れましょう。
糖質を摂りすぎるとどうなるの?
糖質を摂ると膵臓からインスリンが分泌され、血糖値が上がりすぎないよう調整します。ただ糖質の摂取量が多すぎるとエネルギーとして消費されなかった糖が残り、中性脂肪となってカラダのあちこちに蓄積し、やがて贅肉に。体内でも酸化、糖化、炎症が起こり、むくみやすくなるほか、肌、血管、骨の老化に直結。血糖値が急激に上がり、その後急下降することからイライラや眠気を生じたり、疲れやすいといった不調の原因にもなります。
糖質は、「オフ」ではなく「コントロール」が大事!
極端な糖質制限は、エネルギー不足になり逆に健康を損なうリスクがあります。食習慣を見直しながら緩やかに糖質を控える「糖質コントロール」がポイントです!
糖質過多になっていませんか?
あなたの生活をセルフチェックしてみましょう
- ご飯やパン、うどんなどの炭水化物をよく食べる
- スナック菓子や小麦・脂質・砂糖を使った甘いお菓子をよく食べる
- 肉や乳製品などの動物性タンパク質をよく食べる
- 食事をしっかり摂っても間食をしたくなる
- 野菜や植物性発酵食品(納豆や漬物など)をあまり食べない
- 青魚をあまり食べない
- 生活が不規則で食事の時間もバラバラ
- 外食や飲み会が多く、体型が気になりだした
- 睡眠が浅く、すっきり起きられない
- 運動をする習慣がなく、汗をかく機会も少ない
- ●当てはまる項目が多いほど、糖質過多になっている可能性が!
ステップ1 糖質の摂取量を減らす
糖質を正しく知って効果的にオフ
美容のための糖質摂取量の目安は1日130~170g※とされています。糖質を多く含む食材を意識して無理なく糖質をコントロールしましょう。ただし、糖質は炭水化物から食物繊維を抜いたもの。糖質を減らすことで食物繊維が不足しないよう、きのこ類や海藻類を積極的に摂ることも大切です。
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より、日本人女性(デスクワーク中心の30代~40代)の1日の糖質摂取基準260gから、その半分を目安として計算【糖質が多い食材】
穀類
- ・白米
- ・小麦粉
- ・トウモロコシ
- など
いも類
- ・ジャガイモ
- ・サツマイモ
- など
野菜
- ・カボチャ
- ・レンコン
- など
果物
- ・メロン
- ・ブドウ
- ・リンゴ
- など
その他
- ・甘いお菓子
- ・スナック
- ・ジュース
- など
ステップ2 調味料や飲料にも配慮
食事や間食はBMAL 1(ビーマルワン)が少ない時間帯を選ぶ
BMAL 1は脂肪を溜めこむ働きがあるタンパク質で、22時~2時に多く分泌されて、脂肪がつきやすくなります。14時から15時に最も減るので、間食するならこのタイミングがBest。「3時のおやつ」には理由があるんです。ここで小腹を満たせておくと夕食のドカ食い防止にもなります。
BMAL 1(ビーマルワン)の1日の変化イメージ

ステップ3 調味料や飲料にも配慮
良質な油を選び、化学調味料や食品添加物は避ける
食生活リズムの改善オイルは女性ホルモンをつくったり、カラダの機能をバランス良く調整したりと、美容や健康に欠かせないものです。
敬遠するのではなく良質なオイルを選びましょう。
おすすめは、中性脂肪を低下させて血液をサラサラにするEPAやDHAを含む魚油。生で食べるならオメガ3系の脂肪酸α-リノレン酸が豊富な亜麻仁油とエゴマ油、加熱するなら酸化しにくい大豆油、ごま油、オリーブオイルなどを。

調理方法の工夫で糖化を防ぐ
体内で過剰になった糖分がタンパク質と結びついて起こる糖化。AGEs(糖化最終生成物)をつくり出し、老化を早めるといわれます。できるだけ糖化しづらい調理方法を選びましょう。

良質な水をこまめに摂る
体内が水分不足になると老廃物の排出が滞りがちに。お茶やコーヒー、紅茶ではなく、ミネラルウォーターなど良質の水を1日1.5~2リットルを目安に摂取を。

禁煙+控え目な飲酒
タバコに含まれるニコチンは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用を妨げます。 お酒を飲むならビール、日本酒、ワインなど醸造酒より糖質の少ない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒を。
